2009年8月26日

乳がん告知

6月18日(木)。
先週のマンモトーム生検の結果を聞きに、病院へ。

病院に行くたびに「きっと今日の診察で白黒つくハズ」という思いは
次の検査があるばかりで、裏切られ続けて来たけれど、

今日こそ、本当にいよいよ乳がんかどうかがハッキリする。

「もう、乳がんであってもなくても、どっちでもいいから早く教えて。」
ぐらいの開き直った気持ちになっていた。

まだ乳がんについて何も知識がなく、実感もなく、
「乳がんだったとしても、とっちゃえば、余命数年とかじゃないのよね?」
「まぁどうであっても、別にもう、いつ死んでもいいし。」
なんて思っていた。

無知って怖い。。。(^-^;)


診察室に呼ばれて、割とサラッと

「残念ながら、、、がんが見つかりました。」

と言われたけれど、
まぁそんなこんなでショックは少なかったように思う。


続けて、

「転移がないか、いくつか検査をしましょう。」

ということで、都合を聞かれ、検査についての書類を渡され、
アチコチまわって検査の予約を入れて帰るように言われた。

そこで「転移」いうワードを聞いて、急に怖くなったのを覚えている。


言われたとおりに、アイソトープ室やらに予約を入れ、会計して病院を出た。

バイト先に向かうバスの中で、夫にメールをした。
電話じゃ、なんて言ったらいいのかわからず、、、できなかったので。
判定はクロでした。。。

残念ながら、乳がんとのこと。。。
7月8日に転移がないか、CTとかMRIとかいろいろ検査して、16日に結果を聞きつつ診療方針を決めることになりました。
まぁ詳しくは帰ってからね。

やはり夫は、このとき、かなりショックだったそう。
ごめんね、ダーリン。


そして次の難関は、、、
たまたま、翌々日の20日に帰省することになっていたので
両親になんて言ったらいいのか、、、心が痛んだ。

後日談。
結局、そのときには両親に言いだせなかった。。。


『転移の検査』に続く。

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2009年8月23日

退院してました

入院した時の予定より1日遅れの18日に退院してました。
ご報告が遅れまして、もしもご心配してくださっていた方がいらっしゃったら
スミマセン。。。

手術も、術後の経過も(たぶん)ほぼ順調で
普通の生活にだいぶ戻りつつあります。

9日間、溜まりに溜まった
購読中のブログの更新、マイミクさんのmixi日記の更新、
twitterのタイムライン、メール・メールマガジン、、、
などをインプットすることで疲れ果ててしまって、、、

コメントや諸々のお返事すら気力が起きず、
ましてや自分のブログの更新まではなかなかたどり着けませんでした。。。

やっと、なんとなく落ち着いたので
入院中のことなど、またバシバシ書きたいな!と。
…決意を新たに、今の私は気合が入っておりますが、、、
まぁどうなりますか。(^-^;)

きっとゆるゆる行くことでしょう。
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2009年8月10日

行ってきます~

いよいよ入院です。

パソコン持込不可、館内携帯使用禁止という病院なので
ネットワーク依存症ぎみのワタクシは
何よりもそれが不安…。(^-^;)

なので、リアルタイムレポートというワケにはいかないのですが、、、
入院中のできごとや思いは
ノートに書き溜めてきたいと思います。

行ってきます…!
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2009年8月8日

体験者が伝える 乳がん 安心!生活book(著:TODAY!編集部)



突然「乳がん」と宣告されたと思ったら、だいたい、
入院・手術・放射線治療・抗がん剤治療などが
否応なしに始まるワケですが、、、
それは、誰しも、慣れることのない、未知の経験でしょう。

何が起こるのか、どうしたらいいのか、わからないことだらけ。
日常の細かいことも今までどおりできるのか心配だけど、、、
誰に聞いたらいいのかわからない。。。


この本は、乳がんとは何か?とか、治療法うんぬん...ではなく、
「入院のための服装」「お見舞いの方が来られたら」「手術後の下着」から、
化学療法・ホルモン療法にかかる費用についてや、
アロママッサージのしかた、、、などなど、

これから、乳がん経験者として生活していく上での
小さな不安や疑問に対して、詳細にアドバイスしてくれている本です。


現在は「2nd Edition」ですが、9月半ばには「3rd」が出るそうです。
私は図書館で2ndを借りたのですが、3rdが出たら買いたいと思っています。
ずっと手元において、長く付き合えそうな本です。


著者のTODAY!というのは、
(有)VOL-NEXTが運営している「がん患者サービスステーション」で、
青山にかつらや帽子・下着などの展示販売をするサロンがあったり
WEBモール、カタログ通販なども行っていたりして、

私は先日、青山のサロン(正しくは、青山ステーション)に伺って
ホスピタルブラを購入してきました。

そのときの模様は、改めて書きたいと思います。

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乳がん 正しい治療がわかる本(著:中村清吾)



乳がんについて、ひととおりが簡潔にまとまっているよい本でした。

著者の方が、聖路加病院のブレストセンター長さんということや
発行が昨年2月と比較的新しいこと、
そして「標準」の治療について詳しく書かれていることから

乳がんそのものの解説、検査法・治療法などの内容に
信頼がおけるというか、安心感がありました。

この本では、術前化学療法や
センチネルリンパ節生検を手術前に別に行うことを推奨しているのを読み、

温存でイケるということで、術前化学療法についてまったく検討せず、
「まず手術。」という流れに乗ってしまい、
センチネルリンパ節生検は手術時に同時に行うことになっていて、、、
もう数日後に手術を控えているこの身では
いまさらどうすることもできないなぁと、ちょっと反省してます。

もっと早く読んで、ちゃんと事前に先生に相談して、
たとえば「しこりがちいさいから術前化学療法は必要ないよ」とか
「余計にお金かかるし、とにかく手術しちゃったほうが」とか
とにかく何か言ってもらって、納得してから手術に臨みたかったかも…?

まぁ、言うほど反省も後悔もしてないですが。(^-^;)


「乳がんかも…?」って思ったら、まず、読んでおいて損はない本だと思います。
そんなに厚くないし、「~大百科」よりサラッとまとまっていて読みやすかったかも。

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2009年8月7日

お金と保険のこと

乳がんを告知され、検査や診断が進み、
また、いろいろ本を読むにつれ、

いちばん心配なことは、、、

そう、お金。


もちろん、入院・手術となればまず数十万の支払いが発生する。

だいたい、手術をする前までにも
検査検査で、4千円+5千円+2万円+4万円といった
診察料および検査費用を支払っている。

そして、たとえ初期の乳がんであっても、
「切っておしまい。」というワケには行かないらしく、

温存の場合は、取り残しのリスクを低めるために放射線治療を
25日程度行うのが標準のようで、25回で10万円を超える。

その後、転移や再発のリスクを減らすために
抗がん剤 または 抗ホルモン剤 もしくは両方を
投与しましょうということにだいたいなるそうで、
短くて2年、だいたい5年は
毎月のように3万円ぐらいの薬代を覚悟せねばならぬ。

…と、本を読む限りでは、どの本にも似たような記述がある。

痛い。

この不景気。
で、先日から無職の私。

お金のことを考えると本当に頭が痛い~~


そう言ってばかりもいられないので
取り戻せるお金は少しでも取り戻さねば。

仕事を辞めるとき、加入していた健保組合を任意継続した。
そして高額療養費の事前申請を行った。
これで、退院のときに支払う金額が限度を超えていた場合、
限度額までしか支払わずに済むらしい。


そして、生命保険。
私は24歳からP社の終身保険に入っている。

現在の担当のY澤さんにアポをとり、
手続きについてと保険金の概算金額を教えてもらった。

Y澤さんに担当が代わってから勧めてもらってつけた特約
「成人病特約」が、がんも含んでいた!
放射線治療まで適用してもらえるそうで、
毎月千円ちょっとの保険料プラス、しといてよかった。。。

ほんと助かりました。感謝感謝です。

これで入院・手術のときにかかると思われる費用は
すっかり保険でカバーでき、
後の投薬治療にまわす余裕もありそうで一安心。


あとは、生協の共済に入ってるが、
ケガのとき用のしょぼいヤツなので、、、
診断書代とチャラぐらいしか出ないかもしれず、、、

でも、P社のY澤さんから診断書を使いまわしできるかも?とか
いろいろ親切に教えていただいたので、
とりあえず、あとでセンターに電話してみようと思う。


++++++++++++

保険で多少は助かった~とはいえ、
5年も続く(かもしれない)投薬治療。

クスリの副作用で体調不良になることもあるだろうのに、
今まで以上に働かないと、、、

プラス毎月3万円なんて
どこから捻出すればいいんだか、かなり不安。


まぁでも、乳がんの人は100人に4人の割合で存在してて
みんなも同じように不安をかかえながらもがんばってる。

節約で浮かすにしろ、働いて補充するにしろ、
私も がんばりがい があるってもんだ。

なるようになる、ってね。

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2009年8月2日

マンモトーム生検

6月11日(木)。
先週の細胞診の結果を聞きに、病院へ。

結果は

「…うーん。良性か悪性か?の5段階のクラスでいうと
『3b』。ちょっと悪性ぎみという結果が出ちゃいました。。。」

「ちゃんとハッキリさせるために、もうちょっとたくさん、
『組織』を採って調べましょう。」

とのこと。

まずは採血、そして売店でバストバンドとやらを買ってから
また乳腺外科に戻るように言われ、
すべて済ませて待っていると、いつもと違う部屋へ呼ばれた。
マンモトーム生検はH先生という女医先生が行うようだ。

血液検査の結果、「貧血だね。」って言われちゃった。
健康診断でも貧血で要治療だった旨を伝えてみた。

でも貧血は検査には影響がないようで、、、
先週同様、上半身裸でベッドに横たわる。

まず、麻酔。
これが痛い! (>_<)
3回ぐらい(もっと?)ヂグーって刺された。。。
歯医者さんの麻酔は結構平気だから、勝手にそれぐらいの痛みかなって
想像してたけど、、、甘かったー

あと、左(患部)側の背中に枕を挟んで、身体を斜め横向きの状態で
「腕を上げてて。」って言われたんだけど、
上げた腕の置き場がなくて、脇の下のスジが延びそうで、
上げっぱなしの腕に血が行かなくて痺れてきて、、、それもつらかったー

麻酔が効いてきて、H先生が「メス。」って言ったときはちょっとドキドキ。
もちろん、麻酔で痛くはないんだけど。
先週のとは似てるようで違う動作音が長めにしてて。

なんか「もう一回。」って言って、2回採ったような感じがしたんだけど
それが普通なのかしらん?

組織の採取が終わって、
切開した傷口を若い先生(看護師さん?)に10分間押さえてもらった後、
止血用のブ厚く固めたガーゼをテープでギューっと留めた上から
さっき買ってきたバストバンドをギュギューっと巻かれた。

最初、ブラジャーをせずにTシャツを着るよう言われ、
その上からバストバンドをされて放り出されそうになったんだけど、、、
さすがにこのまま会社に行けないので、、、お願いして、
バストバンドをブラジャーがわりに巻いてる感じに直してもらったので
上からTシャツを着ちゃえば普段と変わらない状態になった。

麻酔が切れた後に少し疼痛があったけど、
親知らずを抜いた後ぐらいの痛みで、ロキソニンでなんとかなる感じ。

翌朝、傷口の消毒&ガーゼ交換のために病院へ来るように言われていて、
それが終わるまでは禁シャワーだったので、起き抜けで早朝に病院へ。

傷口を消毒して、薄いガーゼに交換+薄ーい透明フィルムをペタ。
透明フィルムがはがれないように、さらにガーゼをテープでペタ。
上のガーゼは今日いっぱいぐらい、
透明フィルムは来週の結果のときまで貼っておくように言われた。

バストバンドしなくてOKになったので、持っていったブラジャー装着。
忘れずに持ってってよかったー

一旦、お家に帰ってシャワー♪
そして普通に仕事へ。

結果は翌木曜。

検査時にもらった痛み止め、
「痛いときにだけ飲んでください。残ってもいいので。」
って言われたけど、結局、全部飲みきっちゃった。

あと、透明フィルムのはがれ止めのテープにかぶれて半日ではがしちゃった。
その後、透明フィルムの端っこがちょっとめくれたら、そこが痒くて痒くて。

未だに残ってるのは、たぶん、そのかぶれた痕。


『乳がん告知』に続く。

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細胞診

6月4日(木)。
2日前に受けたマンモグラフィーとエコーの結果を聞きに、病院へ。

結果は「…うーん。カタチが悪いので、細胞を採ってハッキリさせましょう。」
とのこと。

そのまま上半身裸になってタオルをかけ、椅子の脇にあるベッドに横になり、
主治医のE本先生によってエコー、そして胸に針をさされた。

しこりまで針を進めるとき、鍼治療を受けているときに感じる「鈍い響き」があった。
私は鍼で慣れているけど、慣れない人は「痛い」と感じるかもしれない。

そして、針を刺したままのときにガコガコいうような音がした。
細胞を採ってる音なのかな?
聞き慣れない音に少しドキドキしたが、特に痛くはなかった気がする。
(たしか。うろ覚え。(^-^;) )

針を抜いた後は、普通の注射の後と同じように止血用ガーゼをテープでペタ。
で終わり。

結果は1週間後。

『マンモトーム生検』に続く。

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