2010年3月2日

放射線の副作用

気づけば前回の更新から4ヶ月。。。
放ったらかしにも程がありますよね、すみません。

放射線治療のこと、書こう書こうと思いつつ
すっとばしてホルモン療法のことに突入しちゃってますが

(放射線治療の詳細は改めて書くつもりですが)
9/4~10/20までの平日に毎日照射を受け、
無事に治療は完了しています。

最後の照射の日に、放射線科のセンセの診察があって
約4ヵ月後の2/25に様子を見せにくるように、と
診察の予約があり、先日、久々の放射線科に行ってきました。


放射線の副作用には現れる時期によって
「急性障害」と「晩期障害」があって、
急性障害は主に放射線が当たった部分の皮膚症状で
照射開始2週間ごろ~終了後3ヶ月ぐらいに起こるそうな。

私も照射したところは汗が出なくなり、
カサカサして、皮膚がブ厚く固くなりました。
冬の乾燥もあってか、かゆくてかゆくてたまりませんでした。

日焼けに弱い人は、ヒリヒリしたりジクジクしたり
ひどくなると水ぶくれになったりするそうなので
日焼けで真っ赤になる私も心配でしたが、大丈夫でした。


さて、そして、晩期障害。
晩期障害は稀にしか起こらないと聞いていました。


晩期障害には、
・上肢の浮腫や乳房の変化(発症確率5%ぐらい)
・放射線肺炎(発症確率1%ぐらい)
・肋骨骨折(極めて稀)
・放射線心膜炎(極めて稀)

というようなものがあり、
照射終了の数ヶ月後から発症するそうです。

放射線治療前に、確かに説明を受けましたが
「ほとんど起こりません」と言われて、
照射が終わって4ヶ月経過した今となっては
もう、いただいた副作用の表もどこかに埋もれ、
晩期障害のことはすっかり忘れていました。


で、先日の診察。
皮膚の状態は「だいぶ柔らかさも戻ってよくなったね」
という評価をいただき、順調かに思えましたが、、、

実は、2/5から20日間ほど咳が続いていて、
前週に街の耳鼻咽喉科に通い始めたけれど、
お薬も効かず、咳も止まらず、、、

放射線科のついでに、気管支とか呼吸器とかの科で
ちゃんと診てもらおうか…?
だとしたら何科がいいのか…?
なんて思っていたんですね。

診察のあいだも何度か咳き込んじゃったりしていたので
話のついでに「何科がいいんでしょうかねー」と
相談したら、

「ん、、、時期的に、放射線肺炎の恐れがあるかも…?」

ということになり、早速、レントゲン撮影。
写真を持って戻ると、、、

「んー。1%ぐらいしかならないんだけどねー。」
「照射側だけだし、放射線肺炎の可能性が高いなー。」

確かに、レントゲン写真を見ると、
左側だけ白い影がボヤボヤーっと広がっています。。。

すぐに呼吸器内科に電話で予約を入れてくれて、
CTも撮ることになり、その後、肺機能検査をし、、、

呼吸器内科の診察では、
普通、熱が出たり息苦しかったり息切れしたりするらしいのですが
私はとにかく咳が止まらないだけだったので

「比較的症状が軽いので1週間、様子を見ましょう。」
「もしそれまでに熱が出たり息苦しくなったりしたらすぐに来て。」

ということになり、
そんなに重篤ではないようで一安心。


でも逆に安心したのがよくなかったか、、、
診察の翌日はHCJというビッグサイトのイベントで歩き回り、
土日に熱海旅行に行き、月曜に派遣先の面接に行ったら
頭痛と寒気がひどくて少し発熱もあり、
食べると胃痛がして腸もゴロゴロするし、
大きく息を吸うとなんか痛くて、、、

不安だったので今日もまた呼吸器内科に行ってきました。

が、レントゲン撮ったけど、悪化してないということで
「安静にするように」と釘をさされるに留まりました。

明後日、乳腺外科で手術から半年の検査をするついでに
呼吸器内科でも検査と診察の予約があるので
今日・明日は大人しく身体を休めたいと思います。


放射線治療終了後、数カ月して
痰の少ない咳が数週間続く方は、たかが1%、されど1%、
放射線肺炎を疑って受診した方がよいかもしれません。。。

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